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2021年5月のFacebook規約改定・仕様変更発表まとめ

記事タイトル画像:2021年5月のFacebook規約改定・仕様変更発表まとめ

2021年5月に公式発表された、Facebookの主要な規約改定・仕様変更等のまとめです。

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※規約改定については原則として原文(英語版)の変更点を対象としています。このため、日本語版未反映の内容を扱うことがあります。

要点

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規約改定:コミュニティ規定

1. 暴力と扇動

投稿禁止(要周辺情報)事項のひとつ「危害を暗示する暗号文のような発言」について、判断材料となる要素が追記されました。

  • 報復的文脈での共有
  • 歴史上もしくは架空の暴力事件に関する言及
  • 脅迫行動の促進
  • 他者を危険にさらしうる機微な情報について、保有することを示したり、共有したりすること
  • 専門家が該当投稿の文脈を見て、切迫した暴力・物理的危害に繋がる脅迫たりうると判断すること
  • 脅迫の対象者がFacebookに報告してくること

4. 規制対象商品

絶滅危惧種について「野生動物および植物」と説明が付記されました。

5. 不正行為および詐欺

投稿禁止事項に以下が追加されました。

  • ギャンブル詐欺
  • 電気メーター・水道メーター等の計測機器を不正操作して情報・サービス等を詐取する内容

6. 自殺と自傷行為

投稿禁止

自殺を試みた人物や自殺による死を描写するコンテンツの投稿禁止について、「他の人に知らせる価値のあるものなど限定された状況を除きます」という例外事項が削除されました。

閲覧年齢制限(18歳以上)+センシティビティスクリーン(冒頭注意喚起)

「自殺により亡くなった方を描写した写真や動画で、他の人に知らせる価値のあるもの」について、「自殺未遂の人」の場合も同様の制限対象に追加されました。

投稿禁止(ペナルティ執行時要背景情報)

「遺書」の削除について、フォームから報告があったものについても調査・削除対応等の手続きを行う旨が追記されました。

7. 児童に対する性的搾取、虐待、児童のヌード

投稿禁止

「小児性愛への参加を支援、宣伝、擁護、奨励するコンテンツ」の禁止について、「学術的文脈・健康診断的文脈で中立的に議論する場合を除く」という例外事項が追記されました。

閲覧年齢制限(18歳以上)+警告画面表示

区分が新設され、対象に「警官や軍人による性的でない児童虐待の写真・動画」が追加されました。

センシティビティスクリーン表示

区分が新設され、対象に「児童に対する乱暴な浸礼の写真・動画」が追加されました。

9. いじめと嫌がらせ

投稿禁止

  • 暴力的惨事の被害者や生存者の名前または画像を用いた悪質偽装行為の禁止について、テロ攻撃の被害者や生存者もこの範囲に含まれるよう追記されました。
  • 私人や成年公人の死・重病・感染症・障害を望む個人攻撃用ページ・グループの作成禁止について、「重病・感染症・障害」が「医学的症状の発生」に置き換えられました。(範囲が広くなりました)

16. 残酷で配慮を欠いたコンテンツ

セクションが丸ごと削除されました。以降のセクションは番号が1つずつ繰り上がります。

規約改定:広告ポリシー

2. 広告審査プロセス

セクション全体が全面改稿されました。変更点としては概ね以下の通りです。

  • 審査の対象…動画、ランディングページ以外のリンク先も審査対象として明記されました。
  • 審査の結果…審査却下以外に、低品質広告は違反がなくてもパフォーマンスが低下する可能性がある旨が明記されました。
  • 広告の再審査…一度審査を通った広告でも常に再審査がありうること、再審査の結果合格済みの広告が却下される可能性がある旨が明記されました。
  • さらなる措置…違反の結果、広告の却下以外にアカウントの停止等のペナルティが起こりうる旨が明記されました。

3. 広告が却下された場合の対応方法

広告却下時の対応方法について、既存広告の編集以外に、新規に広告を作り直す方法が追加されました。

4.7 禁止されているコンテンツ>武器、弾薬、爆発物

米国において、年齢制限がある商品の広告が一時的に停止されている旨の記述が削除されました。

5.9.a 制限コンテンツ>社会問題、選挙、または政治に関する広告

広告ポリシー以外のFacebookの規約・ポリシー(コミュニティ規定等)に違反した場合も、広告等の制限やアカウント停止等のペナルティが発生することが明記されました。

規約改定:開発者ポリシー

7.4. インスタントゲーム

7.4.i…インスタントゲームの存続条件として課せられていた、月間アクティブユーザー数下限等の条件が削除されました。
代わりに、「Game Quality Guidelines」の遵守が条件として追加されました。内容はゲームアプリとしてのオリジナリティや基礎的な体裁のみで、ユーザー数の規定等は特にありません。

仕様変更:誤報の多いページへの注意表示

Facebookページについて、ファクトチェッカーが「このページがシェアする情報には誤報が多い」と判断した場合、そのページをフォローしようとしたときに、注意喚起を含む確認画面が1枚挟まれるようになりました。

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