デジタルマーケティングTips

2023年6月のFacebook規約改定・仕様変更発表まとめ

記事タイトル画像:2023年6月のFacebook規約改定・仕様変更発表まとめ

2023年6月に公式発表された、Facebookの主要な規約改定・仕様変更等のまとめです。

記事バックナンバー一覧

[Twitter | LINE | Instagram | Facebook] [ブラウザ]

※規約改定については原則として原文(英語版)の変更点を対象としています。このため、日本語版未反映の内容を扱うことがあります。

要点

メルマガでも情報を配信中です! ぜひご登録ください。

仕様変更:プライバシーポリシー

2023年6月15日付でプライバシーポリシーが改定されました。

全体的な変更点

各セクションに以下が追加されました。

  • ハイライト(要約)
  • (印刷版のみ)本ポリシーの対象となる製品のリスト
  • 一部用語の説明(第三者、パートナー、統合パートナー、サービスプロバイダー等)

プライバシーポリシーの内容および対象

  • 本ポリシーの対象となる製品のリストに「Meta Pay」「Metaのチェックアウト機能」が追加され、「NPEチームのアプリ」が削除されました。

弊社が取得する情報

  • アプリ・ブラウザ・デバイス情報のうち、位置関連情報について、デバイス設定でロケーションサービスをオフにしていてもIPアドレス等による類推を行う旨が追記されました。
  • Facebookの外での情報取得について、個人を特定しない情報に関する説明が追加されました。
  • 使用するアプリ、機能、それらの使用方法…アプリ利用からの情報取得について、「どの機能によくアクセスするか」「アプリ内のブラウザリンク履歴」「アプリ内ブラウザでのWebサイト訪問履歴・操作履歴」が追加されました。
  • 購入などの取引…購入・決済情報の取得について、「Meta Payや他のMeta製決済機能での購入情報」が追加されました。また、利用目的に「利用体験のパーソナライズ(選択により無効化可)」「広告配信」が追加されました。
  • ご利用のデバイスの種類、その他のデバイスの特質…端末情報の取得について、対象に「ブランドおよび型式」が追加されました。
  • ネット接続情報…情報取得対象に、ダウンロード速度、ネットワーク性能が追加されました。
  • パートナーの種類…「統合パートナー」の説明が「パートナー」から分離されました。
    また、パートナー/統合パートナー企業の分野の例として、機器メーカー、プロバイダー、携帯電話会社、ECプラットフォームが追加されました。
  • その他のサードパーティ…コンテンツ(映像・写真・音声等)の提供企業・組織が追加されました。また、AI研究開発や関連技術に関する記述が詳細化しました。

利用者の情報の使用方法

  • 広告やその他のスポンサードコンテンツ・商業コンテンツの表示方法…利用情報に、FacebookとInstagramにまたがって生成・相互作用するコンテンツ」が追加されました。

利用者の情報をMeta製品上で、または統合パートナーと共有する方法

  • どの広告がコンバージョンにつながったかの情報は取得する(がベンダーには共有しない)という記述が追加されました。
  • Meta製品内やそれ以外で表示されるMeta広告の管理方法(オプトアウト)に関する記述が追加されました。

法的要請への対応、適用法の遵守、危害の防止

  • 「日本居住者向けのプライバシー通知」セクションが追加されました。

弊社が利用者の情報を処理する理由とその処理方法

  • 「広告表示」目的で取得する情報に、年齢、性別、広告表示・反応情報、位置情報、デバイス情報が追加されました。
  • Meta製品の提供と改善にかかわる手動審査の目的に、「プロフィール情報とアカウントを統合パートナーにリンク」「コンテンツの理解・作成」が追加されました。
    また、利用する情報に「公開プロフィール情報」「位置関連情報」が追加されました。
  • パーソナライズ等に使用する要配慮個人情報について「性指向、健康状態、人種、民族、信条、組合加入状況」が追加されました。
    また、要配慮個人情報の利用全体について「明示的な合意を要する」と条件が追記されました。

規約改定:コミュニティ規定

いじめと嫌がらせ

  • 禁止行為について、「してはいけないこと」が「○○な人は◇◇から保護されます」といった言い回しに変更されました。
  • レベル分け(Tier)が統合・再編されました。成年・未成年、公人・私人の区分による7種類のレベルが4種類にまとめられ、ページ・グループ・イベント・メッセージに関する特記事項がレベル5(Tier 5)として独立しました。
    これに伴い、ページ・グループやメッセージ専用の禁止事項が廃止され、すべての禁止項目がページ・グループ・イベント・メッセージでも個人投稿と同様に適用されるようになりました。

仕様変更:広告規定

アカウントの真正性

禁止行為に「自動化もしくは他の不正な手段で、ビジネスアセットを作成もしくは利用すること」が追加されました。

仕様変更:Messengerの未成年監視機能

未成年ユーザーのFacebook Messengerの利用状況を保護者が管理できるツールが提供されます。まずは米国・英国・カナダで提供が始まり、その後拡大される予定です。

保護者は未成年ユーザーについて以下を行えるようになります。

  • 利用時間の表示
  • 連絡先リストの表示・受信
  • 未成年ユーザーが誰かを報告(運営通報)した場合に保護者に通知(未成年ユーザー側での設定が必要)
  • 未成年ユーザーへメッセージを送信できるユーザーの制限(友達のみ、友達の友達のみ、誰にも許可しない)+未成年ユーザーが自分で制限を変更できるかの許可設定
  • 未成年ユーザーのメッセンジャーストーリーを表示できるユーザーの表示+設定変更された場合に保護者に通知

そのほか、未成年ユーザーがMessengerを20分利用すると、休憩と時間制限設定を促すプロンプトが表示されるようになります。

新機能:クリエイター向けリール調査支援機能

リールを作成・配信するクリエイター向けの機能「インスピレーションハブ」「テンプレートハブ」が追加され、流行中のハッシュタグや自分向けのおすすめリールが参考用に表示されます。

新機能:「この投稿が表示される理由」表示拡大

AIを活用したフィード表示アルゴリズム更新に伴い、Facebook・Instagramのリールで、メニューから「この投稿が表示される理由」を表示できるようになります。

マックスマウスからのお知らせ

SNSマーケティング担当者向けのお役立ち情報をメールマガジンでお届け!

SNS規約改定・仕様変更の情報はもちろん、情報発信の安定化・効率化、SNSを活用したプロモーションなどなど、SNS/Webマーケティング関係者向けの課題解決に役立つ、便利なサービス情報や活用法などをご案内します。

いますぐご登録ください!