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2022年9月のTwitter規約改定・仕様変更発表まとめ

記事タイトル画像:2022年9月のTwitter規約改定・仕様変更発表まとめ

2022年9月に公式発表された、Twitterの主要な規約改定・仕様変更等のまとめです。

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※規約改定については原則として原文(英語版)の変更点を対象としています。このため、日本語版未反映の内容を扱うことがあります。

要点

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規約改定:Twitterルール

チケット制スペースに関するポリシー

ポリシー全体が削除されました。

コンテンツの収益化に関する基準 / Twitter Spaces Spark Program policy

「チケット制スペースに関するポリシー」の削除に伴い、同ポリシーへの言及およびリンクが削除されました。

著作権に関するポリシー

著作権侵害の申し立てによって一度削除された素材を再投稿した場合、アカウント停止処分になる可能性がある旨が追記されました。

アカウント停止に対する異議申し立てがある場合は、申請フォームから手続きを行えます。

合意のない裸体の描写に関するポリシー

投稿者による画像等の手動センシティブ指定に関する記述が一部削除されました。

Twitter上でのCookieの使用方法

  • Cookieおよび類似技術の利用対象について、ツイート等の各種コンテンツ、ツイートボタン・フォローボタンが明記されました。
  • プライバシーオプションについて、Twitter以外のサイト訪問履歴の追跡に関する記述が削除されました。

違反の報告

Twitterショップの商品の違反を報告する流れの説明が追加されました。

センシティブなメディアに関するポリシー

本ポリシーの規制対象に、Twitterコミュニティのバナー画像が追加されました。

規約改定:Twitter広告ポリシー

アカウントのTwitter広告への参加資格

  • 広告の対応言語に、韓国語が追加されました。
  • 広告提供地域(ユーザーが広告出稿者になれる地域)に、中国・韓国・台湾が追加されました。
  • 経済制裁等による規制地域(広告利用不可)について、以下の変更が加えられました。
    • 「クリミア地方」「ドネツク人民共和国」「ルガンスク(ルハンシク)人民共和国」が規制対象に追加されました。(Twitterではこれらの地域を全て「ウクライナの」一部として扱っています)
    • スーダンが制裁対象から外されました。(ただし広告提供地域としては記載されておらず、提供対象外です)
    • 根拠とする経済制裁・法令等について「米国の」という記述が外されました。(米国以外の経済制裁を根拠とする規制が発生する可能性が出てきます)

Cause-Based Advertising 1-pager

「理念に基づく広告のポリシー」の補足として、広告のコンテンツ・ターゲティング・ランディング先等の制限の詳細が、A4サイズ2~3ページくらいの長さでまとめられています。

これに伴い、FAQからも本ページへのリンクが追加されました。

金融商品・サービス

暗号通貨関連の広告配信可能地域に以下が追加されました。いずれも国別特記事項で、Twitterの事前許可(詳細要問い合わせ)が必要である旨が追記されています。

  • アルバ島
  • バハマ
  • バルバドス
  • バミューダ諸島
  • チリ
  • コロンビア
  • コスタリカ
  • キュラソー
  • チェコ
  • ドミニカ共和国
  • エクアドル
  • エルサルバドル
  • フィンランド
  • グアテマラ
  • ホンジュラス
  • インドネシア
  • ジャマイカ
  • ニュージーランド
  • ニカラグア
  • ノルウェー
  • パナマ
  • パラグアイ
  • ペルー
  • スウェーデン
  • トリニダード・トバゴ
  • ウルグアイ
  • ベトナム
  • ベネズエラ

違法な商品・サービス

オーストラリアおよびニュージーランドに配信される広告の禁止対象製品に、「調製粉乳(0歳児向け)」が追加されました。

政治に関するコンテンツ

広告利用禁止対象(広告の内容を問わず、広告主になれないユーザー)から「501(c)(4)団体」(米国・内国歳入法第501条C項で規定された免税非営利団体のうち、市民連盟・社会福祉団体・地域の職員団体が該当)が削除されました。

規約改定:Twitter開発者規約

表示要件:ツイート

API経由のツイート表示におけるツイート編集機能関連の規定が追加されました。

  • ユーザーは初版ツイート投稿後30分間に限り、最大5回までツイートの編集を許可される
  • 埋め込みツイート機能利用時、編集前に埋め込んだ場合と編集後で埋め込んだ場合で、表示が微妙に異なる
  • ツイートが最初に埋め込まれ、そのあと編集された場合、編集がTwitterプラットフォームで行われたのと同様に表示しなければならない
  • 編集されたツイートの過去のバージョンを表示する場合、最新のツイートが存在する旨をタイムスタンプ(投稿日時)よりも下に表示し、さらにその右側に編集履歴を表示するリンクを設置しなければならない
  • 編集履歴表示時はツイートの全編集履歴を表示しなければならない
  • ツイートが最初に編集され、そのあとに埋め込まれた場合、タイムスタンプは編集された段階での日時を表示しなければならない。その際、タイムスタンプ文字列自体をTwitter上のツイートへのリンクにしなければならない

仕様変更:チケット制スペースサービス停止

チケット制スペースのサービス停止が発表されました。

  • 2022/09/28をもって、新規のチケット制スペースの登録受付が停止されました。
  • チケット購入機能も停止されました。例外的に、2022/10/28までに配信が予定されている登録済みのチケット制スペースについては、購入機能が維持されます。
  • 代替のマネタイズ手段として、Twitterではチップ(投げ銭)機能やスーパーフォローを挙げています。

新機能:ツイート編集機能(Twitter Blue限定)

9月末をめどに、Twitter Blue登録者がツイートの編集機能を使えるようになることが9/1に発表されました。(Twitter Blueは日本未提供)

その後、10/4付でカナダ・オーストラリア・ニュージーランドのTwitter Blue登録者に編集機能が実装されました。米国でも近日中に実装される予定です。

新機能:スペース予約件数上限の引き上げ

スペースの配信予約登録件数の上限が10件に増えました。

予約できる配信日は登録日から30日後までです。

新機能:動画再生関連機能の充実

動画投稿を連続で表示・再生するための機能が強化されます。

  • 動画を全画面再生した際に、スワイプで別の動画に次々と切り替えられるようになります。
  • 発見タブ内のおすすめタブに、動画のおすすめを表示する枠が追加されます。

新機能:SNS/メッセージアプリでのツイート支援機能強化

  • iOSに続いて、AndroidでもツイートをSnapchat・Instagram Storiesに直接共有できるようになりました。
  • iOS・Androidの両方で、ツイートをLinkedInに直接共有できるようになりました。

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