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2025年6月のFacebook規約改定・仕様変更発表まとめ

記事タイトル画像:2025年6月のFacebook規約改定・仕様変更発表まとめ

2025年6月に公式発表された、Facebookの主要な規約改定・仕様変更等のまとめです。

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※規約改定については原則として原文(英語版)の変更点を対象としています。このため、日本語版未反映の内容を扱うことがあります。

※掲載内容はいずれも発表時点の情報に基づいています。最新の公式情報が必要な場合は、別途参照先等にてご確認ください。

要点

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規約改定:プライバシーポリシー

2025年6月16日付で以下の内容が改定されました。

利用情報…WhatsAppのユーザー情報・AIとのやり取り等追加

以下が追加されました。

  • WhatsAppのユーザー情報(入力したアカウント情報・利用状況・ソーシャルグラフ・アプリ/ブラウザ/デバイス情報)…WhatsAppアカウントを他のMeta製品と連携させるのに使用
  • Meta AIとやりとりされる送受信メッセージ等の情報
  • 集約化・匿名化された個人情報…広告表示のターゲティングに使用

共有範囲…公開投稿の検索避けに関する記述を追加

  • 他社検索エンジンへの表示可否設定として、プロフィールへのリンク以外に、公開投稿した写真・動画を検索のヒット対象に含めるかを指定できる、という記述が追加されました。

規約改定:Meta AI利用規約

2025年6月10日付で規約が改定されました。主な変更点は以下の通りです。

1.B Your Commitments>Your Commitments…専門的会話に関する免責等

  • 利用禁止項目「専門的な助言を求めること」のカテゴリー例に「心理学」が追加されました。
  • 「AI生成コンテンツを専門家への相談の代替物として解釈してはならない」という規定が追加されました。

2.B. Prompts, Results, and Other Content>Personal Information…ユーザー間DMを学習に使用しない宣言

  • Metaは、ユーザー・AI間のやり取りの内容を確認することはあっても、ユーザー間のプライベートメッセージ(ダイレクトメッセージ)のやり取りをAI技術のために読み取って使用することはない、という記述が追加されました。

規約改定:プラットフォームポリシー>開発者ポリシー

予定通り2025年6月2日付でポリシーが改定されました。

変更内容はプレビュー時点から変更ありません。

規約改定:コミュニティ規定>危害を加えるための計画および犯罪の助長

投稿禁止(削除)>財産に対する危害…移転済み項目の削除

  • 破壊行為・窃盗(盗難)と併記されていた「悪意あるハッキング」(に関する共謀・脅迫・支援等を行う投稿)が「サイバーセキュリティ新しいウィンドウで開きます」のポリシーに移転し、本ポリシーでの禁止対象項目から削除されました。

規約改定:コミュニティ規定>詐欺行為および詐欺的手法

投稿禁止(要背景情報)…写真等不正利用禁止の範囲拡大

  • 詐欺・詐取を目的とした有名人へのなりすまし禁止について、なりすましでなくても「画像を不正利用すること」が同様の禁止対象として追加されました。

規約改定:コミュニティ規定>成人のヌードと性的行為

ポリシーの基本理念…年齢制限適用対象の記述追加

  • 女性の胸の露出に関する一部の禁止例外(抗議活動や授乳で女性の胸が露出される等)について、場合によって行われる制限に「年齢制限」が追加されました。

規約改定:コミュニティ規定>暴力や過激な描写を含むコンテンツ

投稿禁止>加虐的な発言…警官の暴力行為等の適用除外

  • 警告表示対象画像/映像への加虐的発言の禁止について、該当コンテンツの警告の種類が「不快(disturbing)」から「不適切(sensitive)」に変更されました。
  • 以下のコンテンツに対する加虐的発言が禁止対象から除外されました。
    • 警察(制服職員)の暴力行為(死亡や生命の危機があるもの)や残虐行為
    • 子宮外で死亡した胎児・乳児

センシティブラベル付加>人物の画像…警官の暴力行為等の適用除外

  • 以下の画像がセンシティブラベル付加対象から除外されました。
    • 警察(制服職員)の暴力行為(死亡や生命の危機があるもの)や残虐行為

規約改定:コミュニティ規定>サイバーセキュリティ

投稿禁止…セキュリティ攻撃関連行為の禁止

  • ハッキングに関する脅迫・容認・実施支援が禁止対象に追加されました。
  • セキュリティ回避のための講座を共有・宣伝する行為が禁止対象に追加されました。

規約改定:広告規定>薬物および医薬品

全体的な変更…用語の置き換え

  • Metaの書面での許可取得にについて、「許可(permission)」という表現が「認証(authorization)」に置き換わりました。

処方薬:ガイドライン…Meta社認証関連の記述追加

  • オンライン薬局および遠隔医療機関が広告を行う際に、LegitScriptの認証とは別にMeta社の認証処理を別途取得することが義務付けられました。
  • 製薬会社が広告を行う際に、オンライン薬局および遠隔医療機関と同様の手続きと、Metaの内部審査処理のどちらかを選択できるようになりました。

規約改定:広告規定>オンラインギャンブルおよびオンラインゲーム

以下の条件が変更されました。

広告主要件変更 (有価物獲得の有無に関わらず適用)

  • 広告主資格を得る条件が変更されました。
    • 変更前:Meta社から書面で許可を取得
       ↓
    • 変更後:Meta Business Suiteで認証処理を完了

配信許可条件変更 (有価物獲得が可能なオンラインギャンブルおよびオンラインゲームに適用)

  • 複数地域への配信規制が緩和されました。
    • 変更前:配信可能な国/地域のリストから、配信を行いたい国/地域を選んで許可をリクエストする
       ↓
    • 変更後:1つの国/地域向けの許可を取得すれば、禁止対象国/地域を除く全ての国/地域に配信できる。ただし各国の法令遵守は広告主の責任において行うこと(Metaは広告主の法令遵守に関して責任を負わない)

配信許可/禁止地域の表記変更(有価物獲得が可能なオンラインギャンブルおよびオンラインゲームに適用)

  • 配信許可/禁止地域の指定方法が変更されました。
    • 変更前:配信可能な国/地域をリスト化して本ポリシー内に記載
       ↓
    • 変更後:配信が禁止される国/地域をリスト化して本ポリシー内に記載

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