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2024年10月のFacebook規約改定・仕様変更発表まとめ
2024年10月に公式発表された、Facebookの主要な規約改定・仕様変更等のまとめです。
[X(旧Twitter) | LINE | Instagram/Threads | Facebook | YouTube]
※規約改定については原則として原文(英語版)の変更点を対象としています。このため、日本語版未反映の内容を扱うことがあります。
※掲載内容はいずれも発表時点の情報に基づいています。最新の公式情報が必要な場合は、別途参照先等にてご確認ください。
要点
- 規約改定:
一部の規約・ポリシーが改定されます
影響する機能・施策・コンテンツがある場合は今後見直しが必要になります
・FB利用規約がMeta他製品の基本規約としても使われるようになる
・開発者ポリシーが大幅に再編され一部セクションが削除される 等
- 新機能:
以下の機能が追加・拡張され、利便性が向上します
・グループ・イベント等で新機能が追加される 等
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規約改定:Meta利用規約(旧Facebook利用規約)
2025年1月1日付で、Facebook利用規約がMeta利用規約に名称変更し、内容も改定されます。
概要
- 規約自体の位置づけが変わります。従来本規約は基本的にFacebookを対象としていましたが、Facebook以外の各種Meta製品も対象に含まれるようになります。
ただし、InstagramやThreadsのように既に別の基本利用規約が立てられているサービスについては本規約の対象外となります。
3. Facebookとコミュニティに対する利用者の誓約
- 3.2…偽情報対策として第三者ファクトチェッカーとの提携、およびコンテンツ評価の注意書きに関する規定が追加されます。
- 3.2.3 / 3.2.5…データへの自動的なアクセス・取得やデータの売買禁止について、「Facebookアカウントログイン状態で実行されたかどうかを問わない」という規定が追加されます。
- 3.4…利用者に明示的に付与されない権利の留保に関する規定が旧4.5.9から移転してきます。
4. 追加の規定
- 4.1 / 4.2…利用者が規約に拘束される条件について、「利用」に加えて「アクセス」も対象になります。利用契約を解除するには、アカウント削除・利用停止だけでなく、Facebookやその他Meta製品に由来するコンテンツへのアクセスもやめる必要があります。
- 4.4…利用者とMetaの訴訟において、訴訟の適用法や管轄裁判所が利用者居住国になる条件に、「適用法によって要求される場合」が追加されます。
- 4.5.1(旧4.5.2)…利用状況に応じて追加適用される関連規約として、アバター利用規約・Meta AI利用規約が追加されます。
- 旧4.5.9…利用者に明示的に付与されない権利の留保に関する項目が3.4.に移転します。
5.利用者に適用されるその他の規約およびポリシー
- アバター利用規約、Meta AI利用規約へのリンクが追加されます。
※参照:Meta利用規約(旧Facebook利用規約)
https://www.facebook.com/legal/terms
規約改定:Metaプラットフォーム利用規約
2025年2月3日付で規約が改定されます。変更点は概ね以下の通りです。
1. はじめに
- 1.c.…開発者が遵守する対象として、旧6.a.i.2.の内容が本項に集約され、各種関連法令(プラットフォームデータの収集・利用・その他の処理に関するもの等)が明記されます。
- 1.d.…契約の継続/終了条件(プラットフォームを利用し続ける限り有効)に関する記述が削除されます。
旧Facebookプラットフォームポリシー・旧Instagramプラットフォームポリシー(2020年8月31日付で置き換え済み)に関する記述が削除されます。
3. データ使用
- 3.a.i…個人情報を差別目的で使用することの禁止について、「属性に基づいて人々を不利に扱うこと」と説明が追記されます。また、「ユーザー体験向上のために性別・年齢等の情報を利用する行為は、法令を遵守する範囲で許可される」という記述が追加されます。
- 3.a.iii…個人・グループ・イベントの監視を目的としたプラットフォーム利用の禁止について、プレイスも同様の対象に追加されます。
- 3.a.viii…Facebookの友達リストを独自アプリの繋がり形成に利用することの禁止について、「Meta技術文書で許可された範囲以外でのプラットフォームデータ利用の禁止」への置き換え(対象拡大)が行われます。
- 3.c.ii.2…開発者が技術提供者として取得したのでないプラットフォームデータを外部サービスプロバイダーとの間で共有する行為の許可について、「開発者の指示で外部サービスプロバイダーがサービスを提供するため」と利用目的に関する規定が追記されます。
- 3.c.ii.3…利用者から第三者への共有指示があった場合に加えて、「開発者から第三者への共有について利用者からの明確な同意があった場合」も共有が許可されるようになります。同意取得時には利用者に対して利用目的を明示しておく必要があります。
- 3.d.i.1…Metaもしくは利用者から情報の修正・削除指示を受けた場合の対応について、「合理的な努力を尽くすこと」という緩い義務規定がなくなり、即時修正・削除対応を行うことが義務となります。
4. プライバシーポリシー
- 4.a…4.e.の内容(自アプリのプライバシーポリシー制定義務について、常時公開状態で維持すること)が本項に集約されます。また、クローラーのアクセスを受け付けること、地域情報に応じた接続制限を行わないことが規定として追記されます。
- 4.b…4.fの内容(プライバシーポリシーのURLをアプリダッシュボードのプライバシーポリシーURL入力欄に明記すること)が本項に集約されます。
- 4.b.ii.1. / 4.b.ii.4. 規定内の例示が削除されます。
5. サービスプロバイダーおよび技術提供者
- 5.b.ii.7…技術提供者の義務として、Metaや利用者からのあらゆる連絡を速やかに自分の依頼主に通知することが明記されます。
6. データセキュリティ
- 6.a.i…旧6.a.i.2(法令遵守に関する規定)が削除されます。
- 6.a.ii…脆弱性報告窓口の設置について、「公開されている」から「簡単にアクセスできる」に要求レベルが引き上げられます。
- 6.a.iii…該当アプリ用の認証以外でMeta製品の認証情報を求める行為が禁止されます。
- 6.a.iv…開発者が取得したID・アクセストークン等の認証情報を開発協力会社と共有する行為が禁止されます。
- 6.b.i…インシデント報告の期限について、「発見から24時間以内」という期限が削除され、「可及的速やかに」(as soon as practicable)という表現に変更されます。
7. 遵守状況審査権および本利用規約の効力停止と失効
- 7.c.vii…開発者契約終了後にMetaの監査権が失効するための2条件について、およびその具現化物の「プラットフォームデータの処理中止」と「成果物の削除」がandではなくorで結ばれるようになり、どちらか片方を証明できればよいことになります。ただし、「成果物の削除」についても今後は開発者側での証明作業が必要になります。どちらかが証明できてから1年後にMetaの監査権が失効となります。
- 7.e.i.3. アプリが受けた処分を回避・迂回をする目的で別アプリを作成する行為について、処分の対象となることが明記されます。
11.一般事項
- 11.a…Metaの書面許可を経てアプリの権利が第三者に譲渡された場合のアプリ再提出に関する規定が削除され、「新開発者はMetaの指示に従うこと」という抽象的な表現に置き換わります。
- 11.d…規約改定時、Metaが商業的に合理的な範囲で事前告知に努める、という規定が追加されます。
- 11.e…旧11.f(Metaがプラットフォームの提供を終了する選択をした場合、商業的に合理的な範囲で事前告知に努める)の規定が統合されます。
- 11.j…「プラットフォーム」の定義について1.aを参照するようになります。
- 11.k…「プラットフォームデータ」の例に、ユーザーID・メールアドレス・プロフィール画像・ユーザー名が追加されます。
※参照:Metaプラットフォーム利用規約
https://developers.facebook.com/terms/
Updating our Platform Terms and Developer Policies - Meta for Developers
https://developers.facebook.com/blog/post/2024/10/15/platform-terms-and-developer-policies-updates/
規約改定:Meta開発者ポリシー
2025年2月3日付で規約が改定されます。変更点は概ね以下の通りです。
セクション統合・再編
以下のセクションが再構成されます。
- 旧1. 品質の高い製品の開発 / 旧2. 利用者の自主性の尊重
↓
1. 信頼性の高い製品の開発(Build a trustworthy product) に統合・再編 - 旧3. 適切な使用の奨励 / 旧4. 法の遵守
↓
2. 適切な使用の奨励(Encourage proper use) に統合・再編 - 旧15. マーケティングAPI / 旧20. 広告
↓
10. 広告(Ads) に統合・再編
セクション削除
以下のセクションは削除されます。
- 旧6. ログイン…旧6.1「ログインが適切に統合されていることを確認してください」という文のみ新2.3.に移転して存続し、それ以外は削除されます。
- 旧12. Spark AR…削除(継承先なし)
- 旧13. 求人プラットフォーム…削除(継承先なし)
- 旧17. CrowdTangle…削除(継承先なし)
- 旧18. PSID API…削除(継承先なし)
- 旧22. アプリセンター…削除(継承先なし)
- 旧23. Profile Expression…削除(継承先なし)
4. (旧7.) ゲーム
- 4.1…Facebook Gaming製品内の「クラウドゲーム」「インスタントゲーム」「ウェブゲーム」という区分表記が廃止されます。また、「Unconnected Games」が対象に追加されます。
- 4.1.e…ゲームの説明文・ジャンルを最新の状態に保つという規定が追加されます。
- 4.1.f…ゲームのアイコンに[New][Sale][Update]等の宣伝文句を張り付けたり、通知アイコンを表示させたりする行為が禁止されます。
- 4.2.d/e/f…旧7.1.d/f/gの内容が、インスタントゲーム用の規定として移転します。
- 4.2.g…ネットワークの制約により、特定のAPIへのアクセスが制限されたり、ゲームサーバーへのAPIコールバックを要する機能が遮断されたりした場合でもゲームの読み込みが行われるよう、Metaから開発者に要求する場合があるという規定が追加されます。
5. (旧8.) Messengerプラットフォーム、InstagramのメッセージAPI、およびメッセージプラグイン
- 旧8.1. / 8.3.e / 8.9.c…テクニカルドキュメントへの参照が削除されます。
- 5.2. (旧8.2.)…無許可DM送信の禁止対象について、Messengerに続いてInstagram Messagingが追加されます。
- 5.7.2.d…メッセージの入力画面にAPI側で文言を先行入力する行為について、以下の例外(許可)を除いて原則禁止されます。
- (a)アプリ利用者の操作で作成される場合
- (b)アプリ利用者の勤務先の存在をMeta製品内でお知らせする目的の場合(勤務先側でコンテンツを事前作成)
- 旧8.7…カスタマーサポート用Facebookページの維持管理義務に関する規定が削除されます。
- 旧8.8.7.b…事前許可なくMessenger/Instagramの外部リンク先で支払情報を取得する行為を禁止する規定が削除されます。
- 旧8.9.b…人間のエージェントによるレビュー(自動応答内容に問題がある場合運営者に報告する機能)に関する規定が削除されます。
- 旧8.10…大量のネガティブフィードバック発生や開発者のポリシー違反によって、開発者のアクセス権が制限・取り消しされることがあるという規定が削除されます。
6. (旧9.) Instagramプラットフォーム
- 旧9.4/5/9(コンテンツ取扱時の義務、外部での連絡を目的とした個人・集団特定の禁止)のみ新6.1~3として存続し、残りの項目(テクニカルドキュメントへの参照、透明性の確保、スパム・アドネットワーク独自構築・非常識な帯域占拠の禁止等)は削除されます。
7. (旧10.) Marketplaceプラットフォーム
- 旧10.1…テクニカルドキュメントへの参照が削除されます。
- 7.1 (旧10.2~3)…販売者契約(旧称Metaコマース商品販売者契約)への同意に関する事項2件が1つにまとめられます。
- 7.2…関連法令の遵守に関する規定が追加されます。開発者の法令遵守は開発者自身の責務となり、Metaは責任を負いません。
8. (旧11.) コマースプラットフォーム
- 内容が大幅に圧縮され、販売者契約への同意および必要な機能の実装義務に関する規定のみになります。
11. (旧16.) ページAPI
- 11.1.…ページ・グループ・イベントに関するポリシーが参照先として追加されます。
※参照:Meta開発者ポリシー
https://developers.facebook.com/devpolicy
規約改定:コミュニティ規定>前文
- 2024年11月12日以降、本コミュニティ規定がFacebook・Messenger・Instagram・Threads共通の規定として扱われるという記述が追加されました。
※参照:コミュニティ規定
https://transparency.meta.com/policies/community-standards
規約改定:コミュニティ規定>詐欺行為および詐欺的手法
ポリシーの基本理念
- 「弊社プラットフォーム」→「弊社サービス」に文言が差し代わり(弊社=Meta)、対象範囲が広くなりました。
禁止行為(要背景情報)
- 複数アカウントを連携利用した不正行為・組織的詐欺行為の禁止について、「複数のFacebook/Instagramアカウント」→「弊社サービスの複数のアカウント」に文言が差し代わり、対象範囲が広くなりました。
※参照:Fraud, Scams, and Deceptive Practices / 詐欺行為および詐欺的手法
https://transparency.meta.com/policies/community-standards/fraud-scams
規約改定:コミュニティ規定>児童に対する性的搾取、虐待、児童のヌード
ポリシーの基本理念
- 「Facebook安全諮問委員会(Facebook Safety Advisory Board)」→「Meta安全諮問委員会(Meta Safety Advisory Board)」への名称変更が行われました。
禁止事項・制限事項に変更はありません。
※参照:Child Sexual Exploitation, Abuse, and Nudity / 児童に対する性的搾取、虐待、児童のヌード
https://transparency.meta.com/policies/community-standards/child-sexual-exploitation-abuse-nudity/
規約改定:コミュニティ規定>自殺、自傷行為、摂食障害
ポリシーの基本理念
- セーフティセンターへのリンクが「Facebook Safety Center(Facebookを安全に利用するために)」→「Meta Safety Center」に変更されました。
禁止事項・制限事項に変更はありません。
※参照:Suicide, Self-Injury, and Eating Disorders / 自殺、自傷行為、摂食障害
https://transparency.meta.com/policies/community-standards/suicide-self-injury/
規約改定:コミュニティ規定>成人の性的行為の勧誘および性的に露骨な言葉
ポリシーの基本理念
- 「Facebook」→「our services(弊社のサービス)」に文言が差し代わり、対象がFacebook以外のMeta社提供サービスにも拡大されました。
※参照:Adult Sexual Solicitation and Sexually Explicit Language / 成人の性的行為の勧誘および性的に露骨な言葉
https://transparency.meta.com/policies/community-standards/sexual-solicitation/
規約改定:コミュニティ規定>プライバシーの侵害
禁止事項
- 「Facebook」→「our services(弊社のサービス)」に文言が差し代わり、対象がFacebook以外のMeta社提供サービスにも拡大されました。
※参照:Privacy Violations / プライバシーの侵害
https://transparency.meta.com/policies/community-standards/privacy-violations/
規約改定:コミュニティ規定>アイデンティティの表明における真正性
ポリシーの基本理念
- Instagramに特化した記述(実名は必須でないが誤解を招くプロフィール情報はNG)がなくなり、代わりに各サービス共通で汎用的な目的の記述(なりすましや身元偽装の防止が本ポリシーの主目的)が追加されました。
禁止事項
- なりすまし・身元偽装に関する禁止規定が詳細化されました。
- [身元の偽装]の判断基準の例が追加されました。
- 個人情報(氏名・年齢等)に関する高頻度もしくは大幅な変更があった場合
- 誤解を招くプロフィール情報
- ストックフォトの使用
Facebookのみ適用の禁止事項(要背景情報)
- アカウント・プロフィールの制限/停止/凍結対象として以下が追加されました。
- 空のプロフィールを長期間休止状態で放置した場合
※参照:Authentic Identity Representation / アイデンティティの表明における真正性
https://transparency.meta.com/policies/community-standards/authentic-identity-representation/
規約改定:コミュニティ規定>サイバーセキュリティ
ポリシーの基本理念
- 「Facebook entities(Facebookエンティティ)」→「Meta entities(Metaエンティティ)」に文言が差し代わり、対象がFacebook以外のMeta社提供サービスにも拡大されました。
禁止事項
- 不適切なリンクの提供につながるネットワークインフラの提供禁止について、対象がFacebook・InstagramからMeta社サービス全体に拡大されました。
※参照:Cybersecurity / サイバーセキュリティ
https://transparency.meta.com/policies/community-standards/cybersecurity/
規約改定:コミュニティ規定>偽装行為
ポリシーの基本理念
- 「Facebook」→「our services(弊社のサービス)」に文言が差し代わり、対象がFacebook以外のMeta社提供サービスにも拡大されました。
禁止事項
- コンテンツ/アセットの人気度の偽装禁止について、対象がFacebook・InstagramからMeta社サービス全体に拡大されました。
※参照:Inauthentic Behavior / 偽装行為
https://transparency.meta.com/policies/community-standards/inauthentic-behavior/
規約改定:コミュニティ規定>追悼アカウント
ポリシーの基本理念
- Facebookに特化した表現がFacebook・Instagram両対応になるよう一部汎用化されました。「追悼アカウント管理人(legacy contact)」のようなFacebook特有の機能に関する記述はそのままです。
追悼アカウント化リクエストを出せる人
- 新設セクションです。Facebook/Instagramそれぞれで、故人のアカウントを追悼アカウント化するリクエストを出せる人の条件が明示されました。
- Facebook上の[友達]
- Instagram上の[フォロワー]
- 故人の家族(規定の書類が必要)
投稿削除(要リクエスト)
- 殺人・自殺で亡くなった追悼アカウントのプロフィールや直近投稿で問題のある内容があった場合、削除リクエストを出せるユーザーの条件に関する記述が、FacebookとInstagramで分けられました。
- Facebook…故人の家族もしくは追悼アカウント管理人
- Instagram…故人の家族
その他の問題対処(要リクエスト・背景情報)
- 追悼アカウントにおける悪質コメントの削除や過去のコンテンツの公開制限等の対応をリクエストできるユーザーの条件が、FacebookとInstagramで分けられました。
- Facebook…故人の家族もしくは追悼アカウント管理人
- Instagram…故人の家族
※参照:Memorialization / 追悼アカウント
https://transparency.meta.com/policies/community-standards/memorialization/
規約改定:コミュニティ規定>現地の法律に違反するコンテンツ、商品またはサービス
ポリシーの基本理念
- 「Facebook」「Instagram」→「our services(弊社のサービス)」に文言が差し代わり、対象がほかのMeta社提供サービスにも拡大されました。
- Facebookコミュニティ規定・Instagramコミュニティガイドラインが「コミュニティ規定」に一本化されました。
※参照:Locally Illegal Content, Products, or Services / 現地の法律に違反するコンテンツ、商品またはサービス
https://transparency.meta.com/policies/community-standards/locally-illegal-products-services
規約改定:コミュニティ規定>薬物および医薬品
処方薬>ガイドライン
- 広告主の要件が「Metaから書面で許可を取得すること」から「LegitScriptの有効な認証があること」に変更されました。
- 処方薬宣伝のための要件も同様に変更され、さらに「Metaの審査プロセスを完了すること」という要件が追加されました。
大麻および大麻由来製品>前文・概要
- 広告主の条件であるLegitScriptの認証取得について、「有効な」認証があることと追記されました。
※参照:Drugs and Pharmaceuticals / 薬物および医薬品
https://transparency.meta.com/policies/ad-standards/restricted-goods-services/drugs-pharmaceuticals
規約改定:コミュニティ規定>オンラインギャンブルおよびオンラインゲーム
ガイドライン
- オンラインギャンブルおよび金銭的価値のある報酬が出るオンラインゲーム(要書面許可)について、配信許可申請可能な地域からベルギーが削除されました。該当カテゴリーの広告はベルギーに配信できなくなります。
※参照:Online Gambling and Games / オンラインギャンブルおよびオンラインゲーム
https://transparency.meta.com/policies/ad-standards/restricted-goods-services/gambling-games
仕様変更:Graph API / Marketing API v21.0
Graph API v21.0 および Marketing API v21.0が発表されました。Facebookに関する主な変更点は以下の通りです。
追加・強化
- v21から、広告用画像の自動拡大機能が標準で使用できるようになりました。
この機能をAPIで使用する場合、creative_features_spec
内でstandard_enhancements
フィールドの設定を行い、機能をオプトインする必要があります。
仕様変更
- 広告キャンペーン作成時に設定する広告の[目標]について、成果重視の広告エクスペリエンス(ODAX)以外の目標を持つ新しい広告セットや広告を作成できなくなります。
既に作成した古い目標の広告キャンペーンは現状まだ使用できますが、MetaではODAX目標への移行を推奨しています。 - (次版v22での変更の予告)商品データをローカライズする広告については、価格や在庫・注文受付状況の情報を国別フィードに移動させて提供させる必要があります。
廃止・削除
- Messaging Events APIのサポートがv21から停止されます。他のバージョンでも2025年9月にAPI自体が廃止される予定です。
代替手段として、MetaではConversions APIへの移行を推奨しています。
Facebook/Instagram Graph API・Marketing API旧バージョンの廃止予定
API新バージョン公開後、旧バージョンは一定の猶予期間をおいたのち順次廃止となります。サイト・アプリ内でAPI呼び出しコードが古いバージョンの場合は、新バージョンへの置き換えをMetaが推奨しています。
廃止済みの旧バージョンでの呼び出しコードが放置された場合、自動的に有効なバージョンまで繰り上げられてAPI呼び出しが行われます。このため、自動アップグレードされたAPI呼び出しが成功するかどうかは、新バージョンでの仕様変更の有無に依存します。
2024年5月末時点で予定されている廃止スケジュールは以下の通りです。
Graph API旧バージョン(v15~20)廃止予定
- v15(2022年09月15日公開)…2024年11月20日廃止
- v16(2023年02月02日公開)…2025年05月21日廃止
- v17(2023年05月23日公開)…2025年09月12日廃止
- v18(2023年09月12日公開)…2026年01月26日廃止
- v19(2024年01月23日公開)…2026年05月21日廃止
- v20(2024年05月21日公開)…2026年09月24日廃止
(v14までは廃止済み)
Marketing API旧バージョン(v19~20)廃止予定
- v19(2024年01月23日公開)…2025年02月04日廃止
- v20(2024年05月21日公開)…2025年05月06日廃止
(v18までは廃止済み)
※参照:Introducing Graph API v21.0 and Marketing API v21.0 - Meta for Developers (2024/10/02)
https://developers.facebook.com/blog/post/2024/10/02/introducing-graph-api-v21-and-marketing-api-v21/
Graph API Version 21.0 - Meta for Developers (2024/10/02)
https://developers.facebook.com/docs/graph-api/changelog/version21.0
Marketing API Version 21.0 - Meta for Developers (2024/10/02)
https://developers.facebook.com/docs/marketing-api/marketing-api-changelog/version21.0
新機能:統合収益化プログラム試験運用開始
インストリーム広告、リール広告、パフォーマンスボーナスと3つに分かれていた収益化プログラムが1つに統合されます。従来は3つのプログラムがそれぞれバラバラに存在していましたが、統合後は1つ登録するだけで、リール・ストーリー・動画・静止画・テキスト投稿等様々な形式での収益化が可能になります。
現在は一部クリエイター向けの先行テストが行われている程度で、本格的な登録受付開始は2025年に入ってからの予定です。興味がある人はサイトから登録することで希望を伝えることができます。
※参照:Monetize More Content with Facebook’s New Streamlined Program - Meta Newsroom (2024/10/02)
https://about.fb.com/news/2024/10/monetize-content-facebooks-new-streamlined-program
Facebook Content Monetization Beta - Facebook for Creators
https://creators.facebook.com/tools/facebook-content-monetization
新機能:各種機能追加・改修等
Facebookの各種新機能が発表されました。
- [ローカル]タブ…地元の各種コンテンツを、種別(マーケットプレイス、グループ、イベント)等を横断して選別・表示します。(米国の一部都市圏でのみテスト中)
- [発見]タブ…利用者の興味に合わせたコンテンツを表示します。
- [動画]タブ機能強化…表示が全画面動画プレーヤーベースになり、リールを含めて短尺・長尺動画やライブ配信をまとめて視聴できるようになります。
- Facebookで作成したイベントについて、Instagramでのフォロワーを招待できるようになります。
- グループ内でAIチャットボットが使えるようになります。機能カスタマイズ可能で、AIが質問に答えたり、関連するグループ投稿にリンクしたりできます。(米国・カナダの少数のグループでのみテスト中)
- Facebook Dating(マッチング機能、日本国内未提供)で、「Matchmaker」(仲人の意)というおすすめ表示機能が追加されます。友達リストから指定した人をDatingに招待し、その人の協力が得られれば、自分向けのおすすめの相手を友達に選別してもらえるようになります。
- Memories…Messengerのチャットで過去共有したものがストーリー形式でまとめられます。これを改めてチャットに共有することもできます。
- ノート…24時間で消える、DM画面内に表示される短文投稿です。既に実装済みのInstagramやMessengerに続いて、Facebookでもテストが開始されました。
- 大規模なMssengerコミュニティ内で、さらにトピックベースの小~中規模チャットのスレッドを立てることができるようになります。別の集団を一から立ち上げ直したりする必要がなくなります。
- 友達を招待する、コミュニティのQRコードを生成するといったグループ以外のコミュニティ管理方法が追加されます。
※参照:Introducing New Facebook Local Tab, Messenger Communities, AI Integrations and More - Meta Newsroom (2024/10/04)
https://about.fb.com/news/2024/10/facebook-local-tab-messenger-communities-ai/
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