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2022年5月のFacebook規約改定・仕様変更発表まとめ
2022年5月(~6月初め)に公式発表された、Facebookの主要な規約改定・仕様変更等のまとめです。
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※規約改定については原則として原文(英語版)の変更点を対象としています。このため、日本語版未反映の内容を扱うことがあります。
要点
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規約改定:Facebook利用規約
Facebook利用規約が2022年7月26日に改定されます。主な変更点は以下の通りです。
1. 提供するサービス
- 提供機能の記載に「音声/動画通話」が追加されました。
- 安全なコミュニティの提供に関する記述が加筆修正され、新プライバシーポリシーへのリンクが参照先として追加されました。
2. 弊社サービスの資金調達
- 「広告」という記述の多くが「パーソナライズド広告とスポンサー/商用コンテンツ」と細分化されました。
3.1. Facebookを利用できる方
- 13歳未満のユーザーの利用禁止について、「または、自国で製品を利用できる法定年齢に達していない方」という特記事項が削除されました。
- 規約違反によるアカウント凍結者の復活条件に関する記述が追加されました。
- 別アカウント作成による無許可での復活は禁止
- 別アカウント作成による復活の許可は、Meta社の独自裁量により行われる
- 復活許可は規約違反による過去のペナルティの撤回を意味するものではない
3.2. Facebookで共有可能なコンテンツおよび認められる行為
(3.2. Meta製品で共有可能なコンテンツおよび認められる行為 から名称変更)
- 禁止行為に以下が追加されます。
- ユーザーが共有する権利を保有していないコンテンツの共有
- 印刷版に先行して追加されていた以下の禁止項目が、通常版にも追加されます。
- ユーザー名・パスワード・アクセストークンの代理取得・要求・収集
- プラットフォーム利用規約で許可された範囲以外で取得したデータの販売・利用認可・購入
- 事実無根な虚偽の違反報告/申し立てを大量に行う行為
3.3. Metaに対する利用者の許可
- 印刷版に先行して追加されていた、アカウント削除時のコンテンツ全削除や、その際の所要期間に関する記述が、通常版にも追加されます。
5. 利用者に適用されるその他の規約およびポリシー
- Meta Platform Terms(Metaプラットフォーム利用規約)が、Meta Platform Policy(Metaプラットフォームポリシー)に名称変更し、URLも移転します。なお、2022/6/1時点では、現行版URLへのリダイレクトとなっています。
- FacebookおよびInstagramのおすすめに関するガイドラインが追加されます。
※参照:Facebook Terms of Service
https://www.facebook.com/legal/terms
新規約プレビュー(2022/07/26以降有効)
https://www.facebook.com/legal/225652215540499
規約改定:データポリシー改定・統合
FacebookやInstagram等各種Meta製品のプライバシーポリシーが、新たに作成される「Metaプライバシーポリシー」に統合・移行します。
移行予定日は2022年7月26日です。
それぞれ旧ポリシーからは全面改稿となり、以下のような構成となります。
- ポリシーの役割・対象範囲
- 情報収集の対象
- 収集した情報の利用目的
- 収集した情報の製品間共有・パートナーとの共有
- パートナー・ベンダー・サービスプロバイダー・サードパーティとの情報共有
- メタグループ企業間での情報共有
- 収集した情報の保持期間
- 収集した情報の移転
- 法令遵守、有害行為の防止
- ポリシー改定時の事前告知
- 問い合わせ先
- 情報収集理由(情報の種類別の詳細情報)
後ろのセクションの表では、利用目的に別に利用対象とする情報を記載しています。
※参照:Facebook Data Policy(旧規約)
https://www.facebook.com/about/privacy
Meta Privacy Policy(新規約)
https://www.facebook.com/privacy/policy
規約改定:コミュニティ規定
危害を加えるための計画および犯罪の助長
投稿禁止対象(要周辺情報)に以下が追加されました。
- 軍事紛争の状況で、捕虜の氏名・ID番号・画像等を共有し、身元や位置情報を暴露するコンテンツ
※参照:Coordinating Harm and Promoting Crime / 危害を加えるための計画および犯罪の助長
https://transparency.fb.com/policies/community-standards/coordinating-harm-publicizing-crime/
規約改定:広告ポリシー
4.6. 禁止されているコンテンツ>武器、弾薬、爆発物
禁止対象の例のうち、「銃火器を振り回す広告」が4.10に移転しました。
※参照:Facebook広告ポリシー 4.6. 禁止されているコンテンツ>武器、弾薬、爆発物
https://www.facebook.com/policies/ads/prohibited_content/weapons
4.10. 禁止されているコンテンツ>煽情的なコンテンツ
「武器を閲覧者に向けた描写のある広告」が、4.6から移転してきた「銃火器を振り回す広告」に置き換えられました。
※参照:Facebook広告ポリシー 4.10. 禁止されているコンテンツ>煽情的なコンテンツ
https://www.facebook.com/policies/ads/prohibited_content/sensational_content
規約改定:開発者ポリシー
8. Messengerプラットフォーム、InstagramのメッセージAPI、およびメッセージプラグイン
- セクション名に「メッセージプラグイン」が追加されました。(プラグイン関連の規定自体は前から8.4にあります)
- 8.4.c.(新設)…テクニカルドキュメントにある指示に従うこと、という規定が追加されました。(8.1.と重複する内容であり、制約としては今までと変化なし)
- 8.8.1.a./8.8.1.b. 送信可能なメッセージのタイプに「定期的なお知らせ」が追加されました。送信にあたってはテクニカルドキュメントに準拠する必要があります。
※参照:Facebook開発者ポリシー
https://developers.facebook.com/devpolicy
新機能:リール制作支援ツール
Facebook・Instagram向けに、リール動画の作成機能が大幅に強化されます。
Facebookでの新機能・強化内容は以下の通りです。
- クリエイタースタジオ対応…PCからリール動画制作や予約投稿ができるようになります。
- 長尺動画素材の利用…公開済みの長尺動画素材をクリエイタースタジオ上で編集し、最長60秒の動画として出力できます。
- 音声関連の機能拡充…ボイスオーバー(ナレーショントラック追加)、楽曲と動画クリップの自動シンクロ、テキスト音声合成といった機能が追加
- フィード(旧称ニュースフィード)だけでなくWatchタブ(動画専用フィード)にもリールを表示
※参照:テンプレートやデスクトップ投稿など、InstagramとFacebookのリールで使える複数のクリエイティブツールを発表 (2022/06/03)
https://about.fb.com/ja/news/2022/06/igfb_reelsbundle/
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