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2025年10月のInstagram/Threads規約改定・仕様変更発表まとめ

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2025年10月に公式発表された、Instagram(Threads含む)の主要な規約改定・仕様変更発表のまとめです。

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※規約改定については原則として原文(英語版)の変更点を対象としています。このため、日本語版未反映の内容を扱うことがあります。

※掲載内容はいずれも発表時点の情報に基づいています。最新の公式情報が必要な場合は、別途参照先等にてご確認ください。

要点

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規約改定:Metaプライバシーポリシー

2025年12月16日付でプライバシーポリシーが改定されることが発表されました。
変更内容は以下の通りです。

端末からのつながり取得

  • 端末からMeta社製品に連絡先をインポートした場合、端末内にあるつながりの情報(フォロワー先一覧等)についてもMeta社製品で利用するようになります。
  • 端末からインポートした情報の使用対象として、従来のFacebookの「知り合いかも」に加え、Instagramの「フォローする人を見つけよう」での提案が追加されます。

利用者または他の人がMeta提供のAIと交換した情報

新設セクションです。Meta社製品におけるMeta提供AIとのやり取りで、Metaが取得する情報(の追加)について記述されています。

  • 利用者が入力したプロンプト文の内容
  • AIから利用者に提供される回答の内容
  • 利用者がAIに要求した行為の内容
  • 利用者からAIへのフィードバック

利用者の情報の使用方法

Metaが利用者の情報を利用する方法に、以下が追加されます。

  • AIからより関連性の高い回答を提供すること
  • トラブルシューティング等の適切さの確認・修正

規約改定:Metaプラットフォームポリシー>プラットフォーム利用規約

2026年2月3日付で規約が改定されることが発表されました。
主な変更内容は以下の通りです。

2.b.i 知的財産権>開発者が弊社に付与するライセンス>開発者のコンテンツ:開発者コンテンツの適法性保証義務追加

  • 2.b.i.1…開発者からMetaに共有されるコンテンツの適法性保証と、外部コンテンツの同意・許可の開示・維持に関する義務規定が追加されます。

4. プライバシーポリシー:ユーザーからの削除請求保証

  • 4.b…データ削除請求権を全ユーザーが行使できるようにすることが、開発者の義務として明記されます。

6.b. データセキュリティ>インシデント報告

  • 6.b.i…インシデント発生時の開発者からMetaへの報告期限について、従来は「実行可能な限り速やかに」という程度でしたが、適用される法律・規制によって期限が定められている場合はそれも遵守するよう追記されます。

10B. 国境をまたぐデータ移転 — 英国からのデータ移転:データ管理者の違い(Meta/開発者)による保護規定の細分化

  • 10B.d…英国内に保存される個人データについて、Metaが管理する「Metaの英国のデータ」と、開発者が管理し英国GDPR対象環境でMetaに共有する「開発者の英国のデータ」で扱いが分けられ、「開発者の英国のデータ」に関する規定が追加されます。
    (「Metaの英国のデータ」については、従来の10B.cが継続して適用されます)

11. 一般事項:権利移転時の書面許可免除等

  • 11.a…開発者の権利義務を第三者に譲渡する際、従来はMetaから事前に書面で同意を得る必要がありましたが、同意について「事前に書面による」という条件が削除されました。権利移転の際はアプリのダッシュボードもしくはビジネスマネージャで情報更新を行うことになります。
  • 11.i…本規約の一部が執行不能になった場合、残りの部分が有効に存続するという規定が追加されます。

規約改定:Metaプラットフォームポリシー>開発者ポリシー

2026年2月3日付で規約が改定されることが発表されました。
主な変更内容は以下の通りです。

2. 適切な使用の奨励

  • 2.1…コンテンツのアクセス制限(地域・年齢別)について、法律・規制に従って必要な場合のほか、「コンテンツがMetaの一般的な利用者層に不適切な場合」にも適用されるよう追記されます。
  • 2.5…アプリ開発者とMetaとの関係性紹介について、「Metaに言及する公式プレスリリースやブログ投稿を公開する前には、弊社から承認を得てください」という規定が削除されます。

3. 重要な情報

  • 旧3.2…アクセス集中(月間アクティブユーザー500万以上、API呼び出し1億回以上、日次インプレッション500万回以上のいずれか)時の追加規定適用に関する規定が削除されます。
  • 新3.2(旧3.3)…Metaから開発者へ連絡する際のメールアドレスのドメインに、meta.comが追加されます。

5. MessengerプラットフォームとInstagramのメッセージAPI(旧:Messengerプラットフォーム、InstagramのメッセージAPI、およびメッセージプラグイン)

  • 旧5.3…メッセージプラグインに関する記述が全面的に削除されます。項目削除に伴い、旧5.7までの項目は番号が1つずつ前にずれます。
  • 新5.4(旧5.5) / 新5.6(旧5.7)…規定の内容が「通話」にも適用されるようになります。
  • 新5.7…通話に関する新設項目です。通話機能はVoIP-VoIP通話のみ許可され、公衆交換電話網を経由することは禁止されます。

6. Instagramプラットフォーム:禁止規定の一部削除

  • 旧6.3…Instagram内外で、Instagram利用者の連絡・ターゲット設定を目的としたグループ特定・クラスター作成を禁止する規定がありましたが、項目ごと削除されます。

10. 広告:透明性関連規定の発効1年延期

  • 10.6…発効予定日が2026年2月3日→2027年2月3日に1年繰り下がりました。

規約改定:コミュニティ規定>成人の性的搾取

投稿禁止:デジタル加工された性的画像に関する補足の追加

公開許可のない性的画像の公開・公開脅迫等の禁止について、デジタル/AI生成処理を通したものも同様に禁止する説明が一部に追加されました。

  • 「公開許可のない性的画像」の3要件のうち、対象人物が「裸体/性行為中/性的に露骨なポーズをとっている」ことについて「(デジタル作成画像やAI生成の画像を含む)」と補足が追加されました。
  • 合成等による性的画像の作成・公開等に関する予告・脅迫等の禁止について、「『ヌード化』アプリと呼ばれることもある」と補足が追加されました。

規約改定:広告規定>不適切な言葉

ガイドライン:性的な文言に関する制限事項追加

  • 広告に不適切もしくは性的な文言を入れる場合、年齢ターゲティング設定を18歳以上にするべきである、という規定が追加されました。

規約改定:広告規定>社会問題、選挙または政治に関連する広告

ガイドライン:EU圏での一部広告禁止

  • EU圏における社会問題・選挙・政治に関する広告が不許可になりました。
  • これに伴い、投票忌避に誘導する広告の禁止地域一覧から、EU各加盟国が削除されました。

規約改定:Instagramでのおすすめ

ペアレンタルコントロール関連記述追加

  • 表示コンテンツの手動制御方法について、ティーンアカウントのコンテンツ制御に関する記述が追加されました。

仕様変更(Instagram):ティーンアカウントの制限強化

米国・英国・オーストラリア・カナダのティーンアカウントについて、以下の変更が10月から12月にかけて段階的に展開されることが発表されました。
その後全世界への展開も予定されています。

ティーンアカウントの表示規制変更

ティーンアカウント向けコンテンツ表示規制(暴力・犯罪・性表現等)の標準設定が[13歳以上向け]に切り替えられました。

  • 表現規制の程度は、米国映画レーティングシステムの「PG-13」に相当します。該当範囲外のコンテンツは自動的に表示対象から除外されます。
  • 18歳未満のアカウントは自動的に規制設定が[13歳以上向け]に切り替えられます。
  • 設定を切り替えるには、紐づけた保護者アカウント側での許可が必要です。

ペアレンタルコントロール用追加設定

更に厳しくコンテンツを制限したい保護者向けに、「制限コンテンツ(Limited Content)」設定が追加されました。
設定されたティーンアカウントには以下の制限が加わります。

  • コンテンツ表示規制がさらに厳しくなり、PG-13で許可されていた表現も除外対象になります。
  • 規制対象コンテンツの投稿が多いアカウントに対するメッセージ送信・コメント・メンション等の交流機能が無効化されます。
  • 2026年以降、AIの応答内容もPG-13相当の制限が入る予定です。

新機能(Threads):ゴースト投稿

  • 書いた中身が24時間で消えるThreads投稿機能「ゴースト投稿(ghost post)」がリリースされました。

新機能(Threads):コミュニティ機能(テスト中)

特定の話題に関する投稿・会話等を行う公開スペースとして「コミュニティ」のテストが開始されました。

  • 発表時点でテストされているコミュニティの数は「100以上」とされています。
  • 検索やフィード表示でトピックが出てきた場合、移動して[参加]ボタンを押すと参加できます。
  • 参加するコミュニティはユーザープロフィールの公開情報として自動表示されます。
  • コミュニティを参加すると、コミュニティ用のカスタムフィードが自動的にフィード一覧に追加・ピン留めされます。
  • コミュニティによって、独自のいいね!用絵文字が設定されます。
  • 今後の予定として、コミュニティ貢献度の高いユーザーに、特別なバッジを付与する制度が間もなく開始されます。

新機能(Instagram):Meta AIで写真加工

  • Meta AI提供地域で、Instagramストーリーズ用の投稿に、生成AIプロンプトやプリセットエフェクト等による写真加工が使えるようになりました。
    ※Meta AIは2025年11月時点では日本未提供です

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