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2019年12月の各種ブラウザ仕様変更発表まとめ

2019年12月に公式発表された、各種ブラウザ関連の主要な仕様変更発表のまとめです。

Chrome 80関連の仕様変更

更新に伴い機能の追加・廃止が行われます。

追加機能(主要なもの)

  • Content Indexing API / IndexDB…端末ローカルキャッシュのメタデータ(元のURLなど)を蓄積・取得可能
  • Web Worker内でES Modulesが使用可能
  • Origin Trials対応(従来vendor prefixで行っていたような実験的機能を、特殊な記法なしでも利用できる制度。事前申請制で、トライアル期間が終了すると機能は使えなくなります)
  • httpsサイト内にhttp(非暗号化)コンテンツが混在している場合、呼び出すコンテンツのURLをhttpsに書き換える機能(暗号化コンテンツと非暗号化コンテンツの混在を避けるのが目的)
  • ストリームデータの圧縮(gzip / deflate)
  • Contact Picker API…連絡先データへのアクセス機能
  • サードパーティーCookieに'SameSite=None; Secure'がない場合ブロックするように変更
  • 改行処理関連のCSSがline-break: anywhereおよびoverflow-wrap: anywhereに対応
  • ファビコンにSVGを使用可能

廃止機能(主要なもの)

  • ページ離脱時の確認ポップアップ…82で機能削除
  • ページ離脱時のXMLHttpRequest同期リクエスト…82で機能削除
  • 非origin-cleanな画像のシリアル値化・転送…機能削除(エラーが出る)
  • -webkit-appearance:button…buttonやinputでのみ使用可能、それ以外は不可
  • Web Components v0…削除(v1への移行が必要)

※参照:Chromium Blog: Chrome 80, Content Indexing, ES Modules and More (2019/12/19)
 https://blog.chromium.org/2019/12/chrome-80-content-indexing-es-modules.html新しいウィンドウで開きます
 https://developers-jp.googleblog.com/2020/01/chrome-80-content-indexinges-module.html新しいウィンドウで開きます

Safari:追跡防止機能強化

iOS/iPadOS版Safari(iOS/iPadOS 13.3以降)およびmacOS版Safari(13.0.4以降)で、追跡防止機能(Intelligent Tracking Prevention, ITP)が強化されます。

  • 参照元URLの制限:参照元として伝達されるURLがドメインのみ(サイトルートまで)となり、下層のディレクトリ・ファイルやパラメーターが参照元情報から削除されます。
  • サードパーティーCookieの遮断:すべてのサードパーティーCookieを、ドメインの分類状態によらず遮断します。ただし、Cookie提供者ドメインでユーザーからの操作により許可を得たCookieのみ、この例外となります。
  • Storage Access API利用制限:document.hasStorageAccess()を呼び出した場合、以下の場合にfalseを返します。
    1. ITPがCookieを遮断し、明示的なストレージアクセス許可が得られていない場合
    2. ドメインがCookieを持っておらず、クッキーポリシーによりCookieが遮断される場合

※参照:Preventing Tracking Prevention Tracking - Webkit Blog (2019/12/10)
 https://webkit.org/blog/9661/preventing-tracking-prevention-tracking/新しいウィンドウで開きます

Microsoft Edge:追跡防止機能強化

新Microsoft Edge 79(Chromium版)で、追跡防止機能が更新されます。

  • 追跡遮断対象のリストを更新し、78に比べて最大25%のアクセス追跡を防止
  • 追跡遮断によりWebサイト機能(ログイン機能・埋め込みSNSコンテンツ等)が削がれないよう配慮

※参照:Improving Tracking Prevention in Microsoft Edge - Microsoft Edge Blog (2019/12/03)
 https://blogs.windows.com/msedgedev/2019/12/03/improving-tracking-prevention-microsoft-edge-79/新しいウィンドウで開きます

Microsoft Edge:新アドオンストア提供開始

新Microsoft Edge用の拡張機能を登録・ダウンロードできるアドオンストアの提供が開始されました。

Chromium対応拡張機能は大抵の場合新Microsoft Edgeでも動作するとMicrosoftでは見込んでいます。また、Edge特有のAPIを使う場合の開発者ドキュメントや、旧Microsoft Edge(EdgeHTMLベース)用の拡張機能をChromium用に移行するためのサポート窓口も用意されています。

なお、旧Microsoft Edge(EdgeHTMLベース)用拡張機能の新規登録は2019/12/17で既に受付が終了しており、既存拡張機能のアップデートのみ可能となっています。

※参照:Get started building extensions for the new Microsoft Edge - Microsoft Edge Blog (2019/12/16)
 https://blogs.windows.com/msedgedev/2019/12/16/get-started-extensions-addons-microsoft-edge-chromium/新しいウィンドウで開きます
 Publish An Extension - Microsoft Edge Development
 https://docs.microsoft.com/en-us/microsoft-edge/extensions-chromium/publish/publish-extension?branch=extensions-documentation新しいウィンドウで開きます

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