デジタルマーケティングTips

Webサイト運用の安定化・コスト効率化を、CMS導入で実現するためのポイント[1/2]

最近、大手企業サイトを中心に、大規模サイトをコンテンツマネジメントシステム(CMS)での運用へ移行させるケースが増えています。
CMSを採用する理由は、サイト運用のコストダウン、デジタルマーケティング施策の統合管理などさまざまですが、ここではサイト運用の安定化・コスト効率化をCMSで実現するためのポイントについてまとめます。

ポイント1:CMSの権限設定で複数人でも安定運用

CMSで許可される権限は「閲覧」「作成」「更新」「承認」「管理」などの機能や役割単位で設定されるのが一般的ですが、特に複数の制作会社が絡む多人数でのサイト運用の場合、サイトごと、コンテンツごとにユーザー権限を分けないと、機密保持上問題があったり、本来権限を持たないユーザーが間違って記事を承認・公開してしまうリスクがあったりなど、運用上不都合が出てきます。

これを解決するには、CMSにサイト単位・コンテンツ単位での権限付与ができるかがカギになります。
「○○さんはサイトAでは管理者だが、サイトBでは一般の記事作成者」
「△△さんはカテゴリCでは承認権限を持つが、カテゴリDでは一切権限を持たない」
のような細かい権限設定がCMSの機能に含まれていれば、サイトごと・コンテンツごとにCMSを個別に構築することなく、安全な運用が可能になります。

ポイント2:更新履歴・バージョン管理によるリスク軽減

多人数が関わるサイトの管理には、CMS上で記事ごとに履歴が残る機能が欠かせません。具体的には、記事の更新・承認・差し戻しについて日時、作業者、変更内容(コード差分&説明記載)の記録が残り、各バージョンが保存されていく機能が充実しているかが重要です。
ミスが起こった場合履歴をたどり、問題が起こる前の過去のバージョンを復元して再度正しく更新を行う、といったバージョン管理ができると、多人数の指示や報告が飛び交う中でも混乱を防げます。

ポイント3:CMSで複数ドメイン・複数サイトを一括管理

1企業で複数のサイトを持つケースは珍しくありません。日本国内向けとグローバル向けにドメインを分けたり、ブランドごとのサイトを独自ドメインで持ったり、その運営形態は様々です。これらのサイトを1つずつCMSで構築していくのは、単純に導入コストがかさむほか、保守効率的にも問題があります。
そこで活躍するのが、複数ドメインの複数サイトを一括管理するタイプのCMSです。CMSをまとめることで、CMS自体のコストを抑えたうえ、セキュリティアップデートなどの管理者負担も軽減されます。注意点として、CMSによっては、マルチドメイン対応にはマルチサイト用のライセンス契約が別途必要になるケースがあるので、検討の際にはCMSの契約形態を確認しておくのがおすすめです。